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束の間でも住みよくせねばならぬ 

山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。


 ⇒ 自分も日課です。というより、癖(へき)です。


智に働けば角が立つ。

情に棹させば流される。

意地を通せば窮屈だ。

とかくに人の世は住みにくい。



 ⇒ 御尤も。特に1行目。


住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。

どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。



 ⇒ そういうものでしょうね。自然は、低きに流れるもの(エントロピー拡大)です。


人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。

やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。

ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。

あれば人でなしの国へ行くばかりだ。

人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。



 ⇒ 自分も、所謂one of themです。逃げちゃだめだ。


越す事のならぬ世が住みにくければ、

住みにくい所をどれほどか、

寛容(くつろげ)て、

束の間の命を、

束の間でも住みよくせねばならぬ。



 ⇒ 生涯課題であるはずが、最近失念傾向にありました。
   この点に関しては薄志弱行である自分が厭であり、
   改めるよう肝に銘じることにします。


夏目漱石「草枕」 冒頭より

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