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博士の愛した数式・砂の女・探偵ガリレオ 

早いもので2月もそろそろ終わりを迎える、
つまり、
冬が終わりつつあります。

といっても、今年の1・2月に限って言えば、
日本にいる割合は半分で、避寒することができましたので、
なんとなく感覚は鈍ります。

このままだと、せっかく履いたスタッドレスタイヤも、
その効果を発揮するチャンスを逃し、
ただただ溝が浅くなっただけとなりそうです。

で、久し振りに本の話題。

この冬に読んだ小説で、
3冊ほど感想を簡単にまとめてみました。


■「博士の愛した数式」 小川洋子著(新潮文庫)

いわゆる「積読」状態であったものを本棚から発掘して読んでみたら、
これがなかなか良く、もっと早く読めばよかったと思いました。

「記憶が80分しかもたない数学者と√という名の少年」
という登場人物に興味を持ち、
どんな絡みがあるのだろう?と思って買いました。

主な登場人物は、
数学者と家政婦とその息子、そして未亡人の4名です。

博士だけが記憶がリセットされるけど、
周りは変わっていく。。。

この4人の関係の変化を、
さりげない文章で絶妙に表現している点が絶妙です。

整数論にも興味がわきました。
家政婦のその後を知りたいと思いますが、
それは野暮でしょうか。。。


■「砂の女」 安部公房著(新潮文庫)

高校のとき、現国の教科書に載っていた「赤い繭」から派生して、
読んでみたくなった作品です、元々は。

それから10年以上経ち、
ピアニストグレン=グールドが精読していたことを知り、
更に、映画化されていることを知って、
無性に読んでみたくなり、買いました。

内容は、非常に興味深く、強く印象に残るものでした。

まぁ、なんと言っても
砂の穴底で生活する女の家に閉じ込められた男の話という
設定がシュールですね。

ある男が砂丘のある村に立ち寄り、
そこで穴の中に入って、閉じ込められる。

男は必死に脱出しようとするが、
女は必死にそれを阻止する。

さらにその様子を穴の外から眺める村の人たち。

紆余曲折あって、
男の目的は、
穴底から脱出することからその手段を探すことに変わっていく。
女の目的は、
男の脱出を阻止しようとするために男の気を引くことから
男の支えになることに変わっていく。

こういう一見奇抜ながらも
あるものを象徴するものとして見れば、
非常に含蓄がり、かつ、実にシンプルなモデルと思います。

自分も男ですので、
「主人公の男の砂の研究」的なものは、
自分にとってはなんだろうと考えさせられました。


■「探偵ガリレオ」 東野圭吾(文集文庫)

ドラマでの話題になっているし、(見たことありませんが)
自分も物理を勉強してきたため、
物理学者が出てくる小説として興味を持って買いました。

内容は、まぁまぁ面白かったです。

基本、トリックは何かしらの馴染みのある化学現象となっており、
短編でまとめられています。

どんな化学現象がトリックなのか、
読みながら考えられるのが面白いです。

例えば、
海水から飛び出した黄色い火柱による殺人など、
事件が起こった瞬間にトリックが分かるものがありましたが、
これを物語として展開することが
作者のすごいところだと思いました。

ちなみに、ドラマと小説を見たことがある人の話では、
ドラマより小説のほうが面白いらしいです。


以上です。

次に読みたい小説は、「狼と香辛料」です。
ホロがイイねっ!

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